トレーニングをしてもなかなか筋肉がつかず、理想のカラダに近づかないという方はたくさんいらっしゃるかと思います。
週に何回もジムに通っているのに筋肉がつかないけどどうすればいい?という質問は僕自身もよくされます。
その原因としてメニューとフォームが悪いの一言につきます。
この不効率的なトレーニングは自分流にやられる方に特に多く見られるのですが、結論から言うと我流でも全く問題ありません。
コツ(と言うか感覚)をつかむだけで明日からのトレーニングの質が変わってみるみるカラダが理想に近づくことは保証します。
みるみる変わるトレーニングの質
アームカールで例えてみましょう。
簡単な種目なので重いウェイトを使いたくなってしまい、ついついキャパオーバーのダンベルを手にしてしまいます。
しかし、案外10回ぐらいはギリギリですができちゃいます。
このできちゃうことに問題があります。
本来上腕二頭筋を鍛えるトレーニングでありながら重いウェイトを使うことで上腕二頭筋のみではなく肩の筋肉(補助筋)や反動までも使ってあげてしまっているのです。
補助筋とは
アームカールにおいては上腕二頭筋以外の筋肉は補助筋と呼ばれ、本来鍛えるべき筋肉ではありません。
ちなみに、アームカールにおける補助筋は三角筋や広背筋となります。
この補助筋を使用して重いウェイトをあげることは効率が悪く刺激が分散してしまうのです。
反動も同じく、反動を使うということは勢いでウェイトをあげていることになり、刺激がダイレクトに伝わりにくくなります。
筋肉への効率の良い刺激
筋肉への刺激を与える運動は短縮性運動と伸張性運動という2種類の運動があります。
より良い効率の刺激を与えるためにはこの伸張性という刺激が最も有効的です。
短縮性運動と伸張性について少し詳しく説明します。
短縮性運動
短縮性とは筋肉を縮める運動です。
トレーニング用語ではポジティブの動きとも言います。
簡単に言うと力を入れてダンベルを持ち上げる力や腕立て伏せで体を持ち上げる力が最も入りやすい運動です。
伸張性運動
伸張性とは筋肉を伸ばす運動でトレーニングにおいては最重要であると考えます。
トレーニング用語ではネガティブの動きとも言います。
上記の短縮性とは反対の運動で持ち上げたダンベルを戻す運動や腕立て伏せで上体を下ろす運動です。
正反対の2つの動きですが、伸張性運動が大事な理由は
- 反動(勢い)を使うことができない
- 補助筋を使いにくい
ということがあります。
僕自身も重量に拘らず伸張性(ネガティブ)運動を意識するトレーニングに路線変更をしてからみるみるカラダが変わってきたので効果は保証することができます。
正しいフォーム
トレーニングのフォームも上で述べたことと同じく非常に大切です。
驚くほどの高重量を扱っていますが、フォームがめちゃくちゃなので一向にカラダに変化が見られない人がジムにはたくさんいます。
せっかくたくさんの鏡があるので是非自分のフォームを確かめながら丁寧にトレーニングをしてみてください。必ず驚くほどすぐに効果が現れます。
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まとめ
「ぼくは筋肉がつきにくいカラダ」と自分で言っている方がよくいます。
心配ありません。そのようなことは一切ありません。
例えば、日本で教育を受けてきた人なら日本語を喋れるのは当然です。しかし、その中にもアナウンサー級に上手い人やしゃべり下手な人もいます。
これと同じで、ある程度いいカラダを手に入れることは誰にでも可能です。
大切なことは「トレーニングのコツ」のみだと断言できます。
このコツをいち早く掴み、理想のカラダを手に入れてください。