ダイエットには欠かすことができないウォーキングやランニングなどの有酸素運動ですが、有酸素運動のタイミングを質問されることが多いので最も効率のいいタイミングを考えてみることにします。
結論としては以下のタイミングをオススメします。
- 夕食後もしくは起床直後
- トレーニング後
それでは、有酸素運動のタイミングについて詳しくご紹介します。
有酸素運動の効果
コンテストに出場するフィジーカーにとっては減量で極限までカラダを絞るというのはもはや常識かもしれません。つまり、フィジーカーはダイエットのプロフェッショナルと言っても過言ではありません。
減量には主に食事メインと有酸素運動メインの2種類がありますが、個人的な意見としては絶対に後者の有酸素運動メインをオススメします。(目指すレベルによりますがダイエットにはある程度の食事制限は必要です。)
有酸素運動が減量に効くメカニズム
ご存知の通り、有酸素運動は脂肪を燃焼させる効果があります。
有酸素運動がなぜ減量に有効なのかと言うと、連続した運動(ウォーキングなど)を続けることにより、体内では食事で摂取したエネルギー(グリコーゲン)を使い続けます。
そのグリコーゲンが枯渇すると脂肪を分解してエネルギーとします。この際、筋肉も同時に分解されてしてしまいます。(この筋肉の分解が有酸素運動を避ける方の最大の理由です。)
しかし、それでもなお個人的な意見としては有酸素運動メインの減量をオススメします。
一番大きな理由としては、食事をある程度しっかり取ることで普段の生活・トレーニングに支障をきたしません。また、トレーニングの質が落ちないということは筋肉を維持することができることにも繋がります。
ウォーキング?ランニング?
両者共に脂肪燃焼には効果的ではありますが、脂肪燃焼という観点からは長時間継続することができるウォーキングをオススメします。
ランニングを2時間することは僕も含め多くの方にはハードルが高いですが、ウォーキングであれば意外と簡単にこなすことができます。心拍数はランニングに比べ少なくなりますが、長時間運動を継続するという観点からは非常に効果的であります。
朝のウォーキングと夜のウォーキング
両者には効果の高いメリットがありますので減量期には朝1時間、夜2時間の合計3時間を行なっています。
起床直後
朝は起床直後に水分だけをしっかり摂ってウォーキングを行います。(睡眠時も汗などで水分が抜けますのでしっかりと水分を取ることをオススメします。
最大のメリットとして1日を通して代謝が上るということです。また、空腹状態のまま運動することで脂肪代謝のスピードは上がります。
夕食後
夜は夕食後、割としっかりめにウォーキングを行います。
最大のメリットとして食事によって血糖値スパイク(血糖値の急上昇と急降下)を防ぐと同時に、摂取カロリーを消費させる働きがあります。
夕食はトレーニング後ということが多く、しっかりと栄養を摂らなくてはなりませんので血糖値、カロリーが上がってしまいます。
トレーニング前後の有酸素運動
ジムに行くと真っ先にカーディオマシン(トレッドミル・エアロバイク)へ向かう方をよく見かけます。
トレーニング前の有酸素も効果的ではありますが個人的にはトレーニング後をオススメします。
トレーニング前
メリットとしてはトレーニング前に有酸素運動をすることで代謝が上がります。
しかし、有酸素運動をすることで体力が落ち、トレーニングの質を落としてしまうことになります。
短期的に体重を落としたい方はトレーニング前の有酸素運動がいいかもしれません。
トレーニング後
軽いストレッチ程度でトレーニングに入ることはトレーニングの質を上げ、筋肉をよりつけやすくなります。これが、結果的に太りにくいカラダを作ることになります。
つまり長期的な目線で見ると圧倒的にトレーニング後に有酸素運動を行うことが効果的であることがわかります。
まとめ
長期的なカラダづくりをするためにはトレーニング後の有酸素運動をオススメします。
忙しい時間を割いてでもウォーキングができるならば起床直後、もしくは夕食後の有酸素運動が効果的であることがご理解できたかと思います。
いずれにせよ有酸素運動は減量やダイエットに非常に有効的な手段ですのでできるならば日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。